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ストップ! 風力発電 巨大風車が環境を破壊する
ISBN978-4-939042-56-0 C0036
著者 鶴田 由紀
発行 アットワークス/2009年8月発行
体裁 A5判・96頁・ペーパーバック
定価 本体1,200円+税

   

「地球環境にやさしいクリーンエネルギー・風力発電」として、伊豆(静岡県)・青山高原(三重県)・大平山(和歌山県)など各地で建設が続く巨大風車。
その実態は、建設地域の森林伐採や野鳥の衝突死などの自然破壊、地域住民の同意のない建設工事、低周波・超低周波音による健康被害の拡大、不安定な電力供給と多発する事故。
そして今、EUをはじめ、風力発電の問題に気づいた世界の人たちは、「反風力発電」「反風車」のネットワークづくりをすすめ、「ストップ! 風力発電」の声が広がっている……。


もくじ
第1章 東伊豆(静岡県)で起きていること
目を見張る自然破壊/天然記念物の湿原にも風車が/住民不在の計画/アセスもいいかげん/隣町に移動した計画/地元に支払われる承諾金
第2章 南伊豆(静岡県)で起きていること
ストロボ効果の恐怖/頭上をヘリコプターが/地権者の同意もなく/何の説明もなく工事が/騒音予測値をごまかす業者
第3章 青山高原(三重県)で起きていること
風車の近くは鳥がいない/止まってばかりの風車/アセスにも問題/自然公園なのに/保安林でもお構いなし
第4章 大平山(和歌山県)で起きていること
「作らんといたらよかった」/折れたブレード/地元では騒音被害も/大平山で起きていること/増える反対派/物言わぬ住民/現金が配られていた!/反対されても再申請/「国際ターミナル」日高港/自然破壊に警鐘
第5章 巨大風車がもたらすもの
とにかく大きい、現代の風車/事故の多い風力発電/安全対策もおざなり/野鳥とコウモリへの脅威/官僚と事業者の本音/
第6章 低周波・超低周波音による被害
イギリスでの調査/大反響を呼んだテレビ放送/騒音は問題なし?/周波数帯のスーパーパワー/ポルトガルでの研究/業界団体の反論/地元説明会では捏造呼ばわり/低周波・超低周波音はどのように発生するのか/熱川の被害者/アメリカでの研究/スウェーデンとニュージーランドでの調査
第7章 風力発電は温暖化防止の役に立たない
定格出力にだまされないで/こんなに不安定な風力発電/デンマークがうまくいっているというウソ/CO2削減量のまやかし/非効率なバックアップ発電/真実を報道するヨーロッパのマスコミ/ひとりごと/蓄電池があれば安心?/将来有望なCCGT、そして省エネ!
第8章 世界が共闘しはじめた

EU諸国での動き/地方差別の中で

読者コメント

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 あとがきのスマートグリッドに対する評価は否定的で、誤りだと思います。イタリアなどでは全土に普及しているようです。日本でも電力が送電を支配しているのが問題で、その独占を脱し、地域エネルギーを広めるためには不可欠だと思います。再検討していただきたいと思います。風力の利用には、スマートグリッドは不可欠であると思います。スマートグリッドを正しく評価しないと、風力も正しく評価できないと思います。著者の調査に基づく事実の報告、告発は大変参考になり、貴重でした。(60歳代)

 私が住む1キロ圏内に風力発電計画が進められています。鹿児島県いちき串木野市荒川という場所で、事業主は「輝光」です。風力発電計画を中止させる方法を教えてください。(40歳代)

 かなり客観的に調べてあり、世界の資料も調べてある。私の動物の会でも「自然と動物を考える市民会議」で紹介しましたが、反応はほとんどないです。環境省も「これから調査」とのんびりしています。もう少し運動としてのスローガンと流れが欲しいです。(70歳代)

 泉州地方も風車が設置されるという噂があり、議員に読んでもらうために、『低周波音被害の恐怖』とともに購入しました。ほとんどの国民が知らないで苦しんでいる理由を判明していただいて敬服しています。(70歳代)

 風力発電は、環境破壊につながる。(70歳代)

 私も自然保護の立場から風力発電は反対です。具体例をあげて書いていますので、非常に参考になります。(60歳代)

 現在、私たちの住んでいる新五島島町にも風車建築の問題が起き、町内の別の所には既成事実として出来、建設中です。それも住民不在、事後報告、そして今度は自宅の2?内に何基かが、町民と役場のすったもんだがあり取り消しになりましたが、まだ予断を許さない状態ですので、風車のことに対し勉強したいと思い、手に取りました。あまりにも風車に対しても無知であったことを思い知らされます。ましてや片田舎のお年寄りの方達は、尚のことではないでしょうか。鶴田さんの本は大変分かりやすかったです。ありがとうございました。(50歳代)

 小樽市銭函海岸にも、5キロの海岸線に20基の大型風車の建設が計画されております。ほとんど住人のいない地域ですが、国内でも極めて少ない海岸植生の残っている場所で、いかにも風力発電くらいしか利用価値がなさそうに見えます。そんな場所は、企業側にとっては、またとない立地と考えているようですが、本書を読んでいて、その問題点がさらに強調されたように思いました。読んでいて、身体の具合が悪くなるような不気味さを感じました。自然観察の仲間にも呼びかけて、何とか建設を撤回するよう働きかけて参りたいと思います。勇気を与えられる本だと思います。(50歳代)

 私は、風車が好きで、これまで東伊豆、東京・お台場、神奈川・三浦海岸等、いくつもの風車を見学してきました。この本で「風車は環境破壊をもたらす」とか「地球温暖化防止の役に立たない」といくつも記述があったことに強くがっかりしました。私は、風車がクリーンじゃないとか、地球温暖化防止に役に立たないなんて決して認められません。(20歳代)

 小樽市の銭函海岸にも、5キロに渡って20基の巨大風車を作る計画があります。こちらは豊かな海岸植生が残っている国内でも数少ない地域です。数百メートルの幅で20キロ以上、天然海岸カシワ林が続いていて、ハマナスやハマボウフウなど、数千年かかって拡がった植物群です。どうかこのようなところに、妙な構築物が建たないようにと、願っております。野鳥ばかりでなく、昆虫や海浜性のキノコなどもある豊かな自然が残っております。(50歳代)

 鳥取県で起きていることが、全国で起きていることがわかった。高い尾根上に風車を林立させるためには、地球の緑の皮を剥く大規模な工事をしなければならない。そのことの鳥類や植物に与える悪影響、大量の土砂を動かすことが引き起こす災害への懸念などがあまり考慮されず、大急ぎで工事が進められようとしている。住民は、敷設された道路が山林管理に利用できるということで、うまくのせられてしまっている。(60歳代)

 ひとりの主婦でありながら各地の風力建設の現場を精力的に歩かれ調査されています。現金を配ったり書類を改ざんする業者のやり口や、住民が反対しても反対しても少し場所をずらしながらゾンビのように復活する計画、バクテリアから最上位のワシタカまで生態系のバランスのとれた自然の宝庫の谷を広範囲に渡って残土で埋めてしまうことなどについて、写真も交えたやさしい文体を使って誰にでもわかりやすく書かれています。
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 地方小出版情報誌「アクセス」(第394号・200年11月)

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図書関連情報
 風力発電を考える全国集会
   エコって本当? 見つめ直そう命と自然
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と き:2010年4月30日(金)午後2時〜
ところ:東京都・きゅりあん大会議室(品川区立総合区民会館)
資料代:500円
主 催:風力発電全国情報ネットワーク
問合先:道家 090−8663−3108
    尾池:090−4269−3144


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