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低周波音症候群 「聞こえない騒音」の被害を問う
ISBN 978-4-939042-22-5 C0036
著者 汐見 文隆(医師・和歌山県保険医協会顧問)
発行 アットワークス/2006年11月発行
体裁 A5判・94ページ・ペーパーバック
定価 本体1,000円+税

   

低周波音症候群は、「聞こえない騒音」低周波音というわかりにくい物理現象によって発症する。
同じ生活環境でも発症の個人差が大きく、病状も「不定愁訴」というわかりにくい疾患。
低周波音症候群の原因は、便利で快適な生活に欠かせない施設や器具などから生じ、今後ますます増えていくことが予想される。
発症事例の初期段階で原因の芽を摘むことが必要だが、被害事実に目をつむる学者・研究者、産業界に奉仕する醜い行政の姿がある。
“わかりにくい”で、増え続ける被害者たちを見捨ててはならない。
 ●目 次●
第1章 「聞こえない騒音」の被害
騒音の被害
騒音の環境基準
騒音レベル
低周波音による被害
低周波音の発生源
第2章 低周波音被害の特異性
不定愁訴
個人差
潜伏期
鋭敏化(低周波音過敏症)
マスキング
防音対策は無効
脳味噌
第3章 低周波音被害の実態 1 未知との遭遇
低周波音被害の登場
騒音対策では解決しない
未知との遭遇
超低周波音公害
なぜ隣家に被害
行政の嫌らしさ
メリヤス公害余話
第4章 低周波音被害の実態 2 被害の証明へ
綿実油工場の被害
このままでは殺される
被害は考えられない?
感覚閾値があった
第5章 感覚閾値の迷妄
感覚閾値の実態
心理的影響説
気にしなければよい?
低周波音被害者は敏感?
低周波音被害者は鈍感?
無視された被害者
地獄のお告げ?参照値?
がたつき
ヒトとモノとの相違
第6章 気導音と骨導音
聴覚の成り立ち1
聴覚の成り立ち2
気導音と骨導音
骨伝導携帯電話機
頭蓋骨は遮音壁
頭蓋骨貫通説考
第7章 低周波音症候群
自律神経失調症
外因性疾患
確定診断
診断されない
「気のせい」
耳鳴り
第8章 低周波音の測定音の測定
周波数分析
行政の測定
秘密測定
第9章 航空機騒音の奇怪
うるささ指数
普天間はなぜうるさい
ヘリコプターの騒音
普天間飛行場の住民被害
子供もうるさ型?
防音工事の効果
第10章 低周波音化現象
特発性低周波音過敏症
防音対策が原因?
音環境の変化
騒音から低周波音へ
失われた音環境
やさしさ欠乏症候群
第11章 冷たいこの国の対応
低周波空気振動調査1
低周波空気振動調査2
国の対応の行き着く先

関連図書
表紙画像をクリックすると、図書ご案内いたします。
低周波音被害の恐怖 エコキュートと風車
ISBN 978-4-939042-53-9 C0036
編著:汐見 文隆
エコは危ない。CO2削減を錦の御旗にエコキュートと風力発電は推進されているが、実はこれらは低周波音の強力な発生源だった。低周波音公害は長年、闇に隠されてきた結果、被害者の救済は手付かず。この現状への警鐘の書。
左脳受容説 低周波音被害の謎を追う
ISBN 978-4-939042-31-7 C0036
著者:汐見 文隆
理解されない苦しみの低周波音症候群は左脳が低周波音を受容することによって発生するという低周波音被害の謎に迫り、行政が感覚閾値「参照値」を理由に被害者を切り捨てる問題点を指摘、現地調査に基づく被害者救済の訴え。
読者コメント

 40年前、山梨の先生が公衆衛生学会で発表したら一笑に付されたのを見た。私は『ああダンプ街道』の著者で、表記の訴えを再三耳にしてきました。これは大きな問題です。むのたけじ氏のような、少数でも真実を叫ぶものが埋もれては困ります。すると、原発のようになるのです。汐見さんの見識に励まされました。(70歳代)

 低周波音被害の実態がよくわかり、こうした問題の広がりを懸念しています。(60歳代)

 今までわからなかったことが、はっきりとわかるようになりました。私も、低周波に悩まされている一人ですが、その後の状況と、今後の取り組み方等の情報がありましたら、知りたいと思います。(60歳代)
>>>『左脳受容説 低周波音被害の謎を追う』(著・汐見 文隆)
>>>『低周波音被害の恐怖 エコキュートと風車』(編著・汐見 文隆)

 汐見先生著書を読み、長年、私と私の母が苦しみ、いろいろ訴えていたのに理解されず暗闇の中にいたのですが、一点の光を見つけました。そして理解したのです。私たちの前にある壁がわかったのです。辛いのですが、前進するため出来ることをすべてしようと決心しました。低周波音障害の裁判や騒音裁判事例、および判例、それに至るまでの動きやその後など、くわしく知りたいのです。(50歳代・女性)

 裏のホテルが色々な機器を設置したため、妻が苦しみ、病院に入退院をくりかえしています。誰もが「気にするな」と言うが、本人にとって地獄です。これを認められる本を出版されてうれしいです。71頁の「行政の測定」、このことは私一人がひがんでいるように思われていたが、やはり当たっています。低周波測定しても参照値以下の者はどうすればいいのか?裁判は?(60歳代・男性)

 大へん分かり易い文章で、活字の文字の大きさも適当。内容は高いが、読み易い。(80歳代・男性)

 この「聞こえない騒音」は最も鋭敏で最も執拗な現代文明批判のように私には思われます。そして、先生の長年のお仕事とぴったり重なって見えます。先生の告発は専ら日本に向けられていますが、先生は現代社会全体を告発しておられるのではないでしょうか。ウォーラスティンの「世界システム分析」によりますと。経済が資本主義システムである限り、世界がどんなにグローバル化しようと、資本家は国家を必要とするようです。しかし、これは近代の経済システムです。始まりがあるものは必ず終わりがあるはずです。(もっともこのシステムより人類の命の方が短ければ話は別ですが。)別のシステムはまだ見つかってはいませんが、移行の方向だけははっきりしているように思われます。(仏文学者)

 先生が長年にわたって調査されている結果で私にも解りやすく、これにたいする政府の「手引き」が全く役に立たぬことがよくわかりました。長野県の人の気の全くない山荘にいますと、現代の都市の生活が音の中にいることがよくわかります。低周波音症候群はふえていくのではないでしょうか。20年以上前に警告したアスベスト問題が被害者の勇気ある行動で火がつきましたが、環境省は依然としてこれを公害とみとめません。(大学教授)

 低周波被害と思われる症候の人の相談を受けて勉強するために買ったのですが、この問題の深刻さを知りました。文明或いは経済の発達が人間を不幸にするというトレードオフの関係が目立ってきました。この問題は重要だと思います。(70歳代・男性)

図書紹介記事

 週刊金曜日(2007年4月20日)きんようぶんか 読書
   企業に甘い行政に異議申し立てを続けて 佐藤万作子(さとう まさこ/ルポライター)

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 読売新聞(2007年1月28日)くらし 健康・医療

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